Pythonでの四則演算

次のプログラムを作成しよう。

ユーザーに、今日の天気の入力を促し、「今日の天気は<<天気>>です」と出力する。

weather = input('今日の天気は？')
message = '今日の天気は' + weather + 'です'
print(message)

今日の天気は？晴れ
今日の天気は晴れです

次のプログラムを作成しよう

ユーザーに、姓と名前を別々に入力を促し、「こんにちは<<姓>><<名>>さん」と出力する。

econd = input('性')
first = input('名')
message = 'こんにちは' + second + first + 'さん'
print(message)

性山田
名一郎
こんにちは山田一郎さん

printに変数を使わないでinputを直接にprintに入れ込むことができます。

print('こんにちは' + input('性') + input('名') + 'さん')

次の計算をして結果をprintで表示しよう

$10 + 20$

$50 - 15$

$45 \times 30$

$60 \div 12$

$1 \div 3$

print(10 + 20)
print(50 - 15)
print(45 + 30)
print(1 / 3)
print(60 / 12)

30
35
75
0.3333333333333333
5.0

計算の際の+,-のような記号を演算子といいます。+.-は半角でそのまま入力すれば大丈夫ですが、××は*、÷÷は/を使います。このあたりはEXCELと同じ考え方になります。また、整数どうしの足し算、引き算、掛け算はそのままですが、割り算の場合は(4)のように割り切れても結果は、5.0と小数で表記されます。割り切れない場合には17桁程度の表示になります。

次の計算をしよう

$5\times4+3\times2$

$5\times4-3\times2$

$5\times(4+3)\times2$

$(5\times((4-3)\times2-1)$

print(5*4 + 3*2)
print(5*4 - 3*2)
print(5*(4+3)*2)
print(5*((4-3)*2-1))

26
14
70
5
数式の演算の順序は積、商が優先されその次に和、差が計算されます。先に和、差の計算をしたいときは()を使います。()をいくつか組み合わせて使うこともできますが、こんときには{}や[]は使いません。

次の計算をしよう

$2^3$

$3^5$

$5^{10}$

${3^3}^4$

$3^5 \times 3^4$

print(2**3)
print(3**5)
print(5**10)
print((2**3)**4,2**12)
print((2**3**4),2**(3**4))
print(3**5 * 3**4,3**9)

8
243
9765625
4096 4096
2417851639229258349412352 2417851639229258349412352
19683 19683

次の計算において、商と余りを計算しよう

17÷317÷3の商と余り

−17÷3−17÷3の商と余り

17÷−317÷−3の商と余り

−17÷−3−17÷−3の商と余り

print(17 // 3, 17 % 3)
print(-17 // 3, -17 % 3)
print(17 // (-3), 17 % (-3))
print((-17) // (-3), (-17) % (-3))

5 2
-6 1
-6 -1
5 -2

Pythonでマイナスの値に関わる割り算をするときには、商が正の場合には0に向かって、負の場合には0の反対側に丸められます。つまりマイナス無限大の方向に丸められます。このことを英語でRounding toward negative infinityといいます。英語では、quotient（商） remainder（余り）numerator（分子）denominator（分母）となり、その関係は

$remainder = numerator-denominator\times quotient$となります。