興味深いガンマ関数 2023 12/31 ICT技術 2023.12.31 2023.12.31 ガンマ関数は次のとおり定義されます。 Γ(z)=∫0∞e−ttz−1dt(z>0) ガンマ関数にz=1/2を代入すると次のとおりガウス積分になります。 Γ(1/2)=∫0∞e−tt−1/2dt t=s2とするとdt=2sdsなので =∫0∞e−tt−1/2dt=∫0∞e−s2s−12sds =2∫0∞e−s2ds e−s2=e−(−s)2なので、次のように変換できこれはガウス積分でa=1のときの値になります。 2∫0∞e−s2ds=∫−∞∞e−s2ds=π ガンマ関数をグラフにすると次のとおりになります。 グラフをみるとΓ(1)=1、Γ(2)=1、Γ(3)=2、Γ(4)=6、Γ(5)=24となります。これだけ見ると、Γ(n+1)=n!という関係が見て取れます。このことは、Γ(α+1)とΓ(1)を計算することにより導くことができます。 Γ(α+1)=∫0∞tαe−tdt =[−tαe−t]0∞+∫0∞αtα−1e−tdt =αΓ(α) Γ(1)=∫0∞e−tdt=[−e−t]0∞=1 ここから前の結果が導かれます。 Γ(n+1)=nΓ(n)=n(n−1)Γ(n−1)⋯ =n(n−1)⋯2⋅1⋅Γ(1)=n! ICT技術 ガウス積分について ガンマ関数の漸近展開での積分について この記事を書いた人 ictsr4 関連記事 LionBlog 2018.03.27 アクセシビリティと情報保証 2018.01.10 ガンマ関数の漸近展開での積分について 2024.01.01 pythonで素数を求める 2018.02.27 期待値と分散の関係 2024.01.12 よく使うフォルダをショートカットキーで一発で開く 2019.01.11 マイクロソフトワードでxバーなどを入力する 2019.05.31 vpythonを使ってみる 2019.10.30 コメント コメントする コメントをキャンセルコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。
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