夏休みを利用して、「EXCE LVBAによる業務の自動化」に参加しました。目的は次の2点です。
- VBAはよく使う割には、オブジェクト、プロパティなど基礎的な概念があやふやなので、しっかりと覚えたい。
- 入門の次の中級講習なので、受講生のレベルがまちまちの状況で、どのように展開するのかを見たい。
- 以下、参加してみて気づいたことを列記します。
教室やマシンの環境
- 講師の説明は、Excelのインクではなく、もっと便利なもの(VBEでも表示可、ダブルクリックで矢印を表示など)を使っていました。聞いてみるとScreen PenというフリーソフトでVectorからダウンロードできるようです。
- テキストはAcrobat Reader DCの画面を見ながら進められ、注釈も書けるようになっています。注釈付きのテキストは自宅のパソコンでダウンロードできます。
- 1人のパソコンに2台のモニタが接続されており、1台はテキスト、2台目でコードを入力するなどうかつにも知らなかった技術が使われています。
- 教室は快適に温度管理されていましたが、寒がりの人のためにブランケットも用意されていました。
講習の進め方
- 事前に受講生のレベルをチェックしており、今回はプログラム経験のある受講生が多かったので、テキスト以外のちょっとした技も紹介していただきました。
- テキストは1章:概要、2章:基本文法、3章:応用の3つ章と演習問題の構成になっていて、1章は説明の後コードを入力するようにし、全員が終わるまで次に進まないようにしています。このとき早く終わった人用の課題もプロジェクタに提示されます。2章は少し早めの説明で、余裕のある人は聞きながらコードを入力するようにしています。
- 2章が終わったと、章末の演習問題をやって、3章はそれだと不便なのでということで新しい機能を紹介しています。3章は説明を済ませ、既に出来上がったシステムを少し変えるだけでこんなに便利になりますということを体感するのみの実習になっています。さすがに良く練られた構成だと感じました。
- テキストの沿ったコード入力や演習問題は、用意されている準備ファイルに打ち込んでいきますが、ここにこういうコードを入れますというようにコメントが付いているので、何をすべきかが明確になっています。
- 章の始めには目標を明確にするため何ができるようになるのかを示すとともに、次の章に行くときも簡単にまとめを入れるなど、記憶が定着するように工夫されています。
講習のテキストは直前に自宅でダウンロードできるようになっていて、正直、少し簡単すぎるとの印象がありましたが、実際に参加してみて目から鱗のことが多くありました。また、講師の方も緩急の付け方がうまく、語尾がはっきりと聞き取りやすくすばらしいと思いました。修練を積んで、こんな講習ができればと決意を新たにした次第です。
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