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労働基準法が制定された昭和22年

労働基準法の4週4休制度とは?ということころから労働基準法の成立過程を追っていくと、いろいろなことが見えてきます。労働基準法は昭和22年3月の最後の帝国議会で議決されたことがわかったのですが、このときの細かい討論内容はWEBで簡単に見ることができます。

帝国議会議事録検索システム

http://teikokugikai-i.ndl.go.jp/SENTAKU/kizokuin/092/0900/main.html

記録に目を通すと、戦後の大混乱の中、新しい世の中を作っていこうという情熱が感じられます。こうして誕生した労働基準法、われわれの手で大事に育てていく必要性を感じます。

それにしても、インターネットがあれば家にいながらこんな資料を見ることができるのには本当に驚きです。昭和22年といえばゼネストをGHQが2・1ストの中止を命令するなど、労働運動が燃え盛かるなか、4月、 5月に行われた選挙の結果、6月1日に社会党の片山政権が誕生します。その社会党の公約の目玉として設立された労働省には長官、事務次官にかつての労働運動家が就任します。こういうあわただしい時期に労働基準法が施行されましたが、その運用を示した基発第17号が出された9月13日はキャサリン台風が東京を襲い、大きな被害が出ます。奇しくも今日も窓の外は台風が荒れ狂っていますが、被害が出ないとよいと思います。

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