セゾンカードを作って初めての請求書に同封されてきた冊子に、レスリングでオリンピック4連覇を果たした伊調馨さんの、「勝負の先にあるもの」という興味深い記事がありました。伊調選手はアテネ、北京のオリンピックで連覇し、お姉さんとともに引退します。しかしその後、引退発言を撤回し、その後更にロンドン、リオデジャネイロで金メダルを取ります。引退している間、この間、男子の合宿に参加し、理論的な考え方、ハングリー精神、トレーニングの内容の濃さを見て、まだレスリングのことを全然知らないと思ったそうです。そして何とオリンピック2連覇の女王が、構えなど、基本的な動作を学び直したというのです。そして、今が一番強い、アテネの頃の自分に圧勝すると言い切っています。
今年は、教材を作成していて表彰もしていただきました。もちろん、オリンピックに比べれば本当に大したものではありませんが・・。その後は「忙しい」と言い訳をしながら、少しだれ気味になっていると感じています。ここは更に良いものにするため、文章の書き方、資料の整理の仕方、時間管理など徹底的に見直し、ゼロから作り直すような気持ちで進めていきたいと感じています。
もう一つ、興味深かったのは、うまい選手のレスリングは説明できる、「相手がこう来たらこう出る、なぜならこういうことだから・・・」。伊調選手はリオデジャネイロオリンピックの金メダルでさえ30点と評価して、「相手の出方を全て予測して思い通りに体が動く」というレベルを目指しているとのことです。これまた、比較するのは失礼ですが、テニスの方も伸び悩み気味、運動神経のなさと体力の低下を、理論的なフォームを身につけ、相手の動きを予測して、地道なトレーニングによって、基礎体力と柔軟性を向上させ、こうすれば確実に上達する、といった理論を築いていきたいと考えています。
さて、今日のテニス、相手の動きを見てどこに球が来るのかを全力で予測して、そこに早く走って行ってゆったりと打つ、というところなかなか意識してもできていない。たま、深い球が来るとスライスのできそこないのような打ち方になり安定しない。根本的に見直す必要があるようように感じる。
コメント