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ソーラーシェアリング

「太陽光発電 農業と同時~日立系・大和ハウス 新設需要を喚起」という記事がありました。日立キャピタルとダイワハウスは、再生エネルギーベンチャーのサステナジーと組み、宮城県の登米市と加美町で農地を借りそれぞれ2千キロワットの太陽光発電パネルを設置するとのことです。
日立キャピタルは、リース方式で設備を提供し、農家は農業で使う電力を得て、残りは売電収入になります。農地への太陽光発電施設の設置は「農地転用」となり認められていなかったが、2013年の規制緩和で農業を続ける場合に限って認められるようになり、他にもSBIエナジーが千葉県で1千キロワットの営農発電を実施し、三菱電機は小型太陽光パネルを販売しています。
このような技術は「ソーラーシェアリング」と言われるそうで、耕作地に藤棚のように太陽光パネルを設置することで、営農を継続しながら太陽光発電ができます。そうすると、作物に当たる光の量が減ってしまいます。ところが、多くの植物は、光飽和点といわれる一定量の成長に必要な量の太陽光を超えた場合、それ以上は成長しないどころか「葉焼け」をおこし却ってよくないそうです。だから、その部分を発電に使えば一石二鳥というわけです。
我が国では、2014年の輸入総額 85兆8,865億円のうち16.2%が石油であり、そのうちかなりの部分が電力のために使われています。また、農家の方は、大変な思いをしながら収入につながらず、やめてしまう方が多いとききます。このことは食糧の輸入の増加につながり、いずれにしても多くのお金が海外に出て行ってしまいます。
素人ながら「ソーラーシェアリング」のような技術がどんどん普及すればと思います。

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