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渋沢記念館

都電王子駅近く、飛鳥山に渋沢(栄一)資料館があります。以前から行きたかったのですがなかなか機会に恵まれ、今日になってしまいました。明治以来、数多くの企業を設立した事業家でその功績が紹介されていました。渋沢栄一は自分の考えをレコードに録音していたとのことですが、そのうちの一枚が展示されています。その一部分ですが「国際的に国をなして行くには他国を慮る道義が不可欠だ」と満88歳のときに国際連盟精神を説く渋沢栄一の肉声を聞くことができます。また、労使関係についても心を砕き、協調会という団体を立ち上げたとのことです。これは知りませんでした。労使協調を目的として1919年に設立された協調会は、社会政策・社会運動の調査研究、社会政策推進、労働争議の仲裁・和解など多岐にわたって活動しました。第二次世界大戦後、GHQの勧告により解散しましたが、その流れは法政大学社会学部同大学大原社会問題研究会や産業能率大学などの母体となっています。

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